この記事の親子データ
子供:新小学校5年生
親:アラフォー 働く母 中学受験未経験
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親の気持ち♥:ドキドキ
中学受験といえば、、スタートするのは4年生、早いと3年生、という方が多いのではないでしょうか。
半分学童替わりで通わせた、、という共働き家庭もあると思いますが、逆に5年生から受験を始める、というのは今は少し珍しいかもしれません。
今回は5年生から受験をすることを決めて塾へ通い始めたときのことをお話ししようと思います。
これはほんの一例に過ぎないのですが、その時の子供の気持ちと親の気持ちをご紹介します。
5年生から通塾して中学受験を目指す人におすすめする勉強法も合わせてお読みください。
こんな方におすすめ
- 中学受験を5年生からできるか不安な方
- 5年生から塾に通わせるか迷っている方
中学受験をはじめたきっかけ
我が家では5年生から中学受験勉強を始めました。
通常、4年生から通っている子が大半です。子供が塾に行きたい、と言い始めたときに、もちろん集団授業の塾なので
・地域の小学校から生徒が集まってくるので今更みんなの輪に入れるのか
・授業についていけるのか
を親としては心配しました。
それでも、塾の存在を知ってから入塾テストを受けて、そのテスト結果が思っていたより成績が良かったことに気をよくした子供は強い意志を持って

受験したい!
と言い始めました。おそらく受験の大変さなんて想像できていないですから、半分思いつきだったとは思います。
そこで親としてはどうするか、行きたい・受験したい!という気持ちを「ダメ」ということもできないですよね。。。
そこで

すんごく大変だろう、っていうのを想像したうえで、それでもやりたいって言うなら応援する
ということだけを伝えました。
親としてはもちろん金銭的な面で思うところもあったのですが、子供がやりたい、と本気で言うならやらせようと思いました。
この「本当にやるの?」というのが多少子供のプレッシャーになったとしても、やるなら全力で応援する、ということを伝えたのです。
これがあったからか、後々勉強がきつくなった時や、成績が伸び悩んだ時にも、決して本人から「受験やめたい」ということは言いませんでした。
そうして我が家の中学受験は始まりました。
中学受験塾の営業戦略
5年生から中学受験のために塾にはいる、となると入塾テストが必要となります。
どうしても「後発組」にはなるので、中学受験するにあたっての基礎学力があるかどうか、を一応試されるわけです。
実はわが子はこのテストを2回うけました。
1回目のテスト結果は普通レベルだったので、特に塾からの入塾を進める営業活動もありませんでした。
でも、2回目のテストのとき塾内の上位クラスのレベルに達したらしく、ものすごい営業を受けることになりました。

と冷静に話を聞いていたものの、やはり子の学力が認められるというのは親としてうれしいですよね。
テスト結果を子供に伝えると子供もまんざらでもない様子。
塾行きたいといい始め、体験授業をうけ、そこでも褒められまくり、子供はますます気分を良くします。
まさに入りたいと思わせる営業戦略にはまった感じです。
この時思ったのは、塾も「合格者」を多く作りたいので、優秀な子供が一人でも多く入ってほしい、というのは企業としてみれば当たり前のことなんだなということ。
そう、民間のいち企業なので収益と実績を増やしたいんです。
子供を預かる限りは全力で合格者を一人でも増やそうとしてくれるだろう、ということでまずは塾を選びました。
塾選びについては別記事でまた改めてかきますね。
もちろん高い塾代がかかるので、少しでも いい学校(=この時点では偏差値が高い学校) を目指そう、と思いつつ入塾を決めました。
でも実際にはこの後親子で塾に成長させてもらうのです。
塾は子供だけでなく、親をも「中学受験」について学ばせていき、中学受験がいかに子供によいものか、を伝えてきます。
そして親もそれに同感し、6年生になるころには、いい学校という定義が偏差値だけではないと思うようになりました。
この話もまた別の記事でしたいと思います。
塾へ通い始めてすぐの壁
ついに入塾が決まり授業が始まります。
塾での新学年は2月から始まります。
なので5年生といっても実際には4年生の2月から新5年生としての授業が始まるわけです。
学校が終わり16時50分から塾へ。そのあと19時20分まで授業がありました。これが週3回。
それまで公文には通っていたので、親としては1日習い事の日が増えたなというくらいにしか思っていなかったのです。
ところが、やはり子供は激しく疲れていきました。
・授業についていくのに必死
・知識のインプット量が多い
・夕方おなかがすいてしまう
と、帰ってくると珍しくやつあたりしたり、機嫌の悪い日々が続きました。
授業については親ができることはないので塾へ行く前に食べるおにぎりを用意しておくようにしました。
専業主婦ではないので朝おにぎりを用意しておいて、学校から帰ってきて塾へ行く前に食べるよう伝えました。
それでもやはり慣れない生活で1か月は疲れ切った様子でした。
また、先生に聞くと、もう5年生の授業は2回目の授業だそうです。
つまり4年生までに一度学んだところの復習から入ると。。。
5年生から入塾したわが子にとっては初めて知ることでも、4年生から塾にいる子たちにとっては復習なのです。
実際に子供たちが覚えているかどうかは別ですが・・、
「あ、なんかやったことあるな」 とか 「あ~思い出した」
というのと、
「へ~知らなかった」 とか 「初めて聞いた」
という子が机を並べて勉強し始めたのですから、やはり「後発組」の5年生から入塾した子はそれなりにストレスを感じると思います。
ただここはもう仕方がないので、はじめは「塾を嫌がらずに行くこと」だけを褒めました。
どんなに疲れても、自分から始めると言ったからには「行きたくない」とは言いませんでしたが、大人が考えてもなかなか過酷な環境に入ったと思っていました。
なので、塾の先生からは

と言われていたのですが、しばらくはとてもそんなことをする余裕が時間的にも体力的にもなく、週末に少し「漢字」「計算」をやる程度しか家ではできていませんでした。
周りから少し遅れてのスタートということで焦る気持ちがなかったわけではないのですが、まずは慣れるところから。ということで気長に構えるようにしました。
まとめ:5年生からでも中学受験はできる
すでに子供が中学受験を終えている今だからこそ言えますが、5年生から入塾し中学受験勉強を始めたとしても結論、間に合います!
もちろん目指す学校レベルにもよると思いますが、中学受験てやはり問題がなかなかクセがあります。
とくに算数
方程式を使う、ということができないので、問題の解き方や考え方が独特で大人でも解けないような問題もたくさんあります。
それでもたった2年で受験問題を解けるまでに成長することはできます。
わが子は本当にのんびり屋でしたが、受験直前には一通り解けるようになるまで成長しました。
5年生・6年生の各時期に気を付けて勉強させたこと、などはまた別の記事で紹介しますが、3年塾に通ったから、2年しか塾に通っていない子より優秀か、というとそうとも限りません。
終わってみれば親としては

と実はありがたかったりもしますw
正直一番きつかったのは入塾したての1・2か月でした。
この時期を乗り越えてお友達ができて、生活リズムにも慣れてくれば、あとは家庭学習と塾の勉強とをうまくやっていくだけで、そこにはスタートが4年生から、とか5年生から、というのはあまり関係なかったと思います。
5年生から通塾して中学受験を目指す人におすすめする勉強法には5年生の勉強方法についてまとめていますので合わせてお読みいただけたら嬉しいです。
いままさにこれから中学受験を検討しているご家庭に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。