この記事の親子データ
子供:小学校6年生
親:アラフォー 働く母
親の気持ち♥:ドキドキ
小学6年生、秋になるといよいよ受験校が決まってきます。
第一志望はもちろんですが、併願校プランまで塾の先生と決めていく頃になりますね。
そんな中で話題にでるのが1月の受験校です。

受験料もあるし、遠いし・・・


1つ目は本番の空気感を知って当日に緊張しないよう準備をすること
2つ目はこれまで「偏差値」という形で結果が出ていたものが「合否」で結果が出ます。これを機に子供はまた一皮むけて成長するからです

ということで、今回は1月受験のメリットデメリットをまとめていきす!
関連記事:中学受験当日、受験中の親の過ごし方
1月のお試し受験を受けるか迷う理由
1月受験がおすすめされる理由は分かったけど実際に受けるかどうか、、となるとまだ迷うポイントは沢山ありますよね。
一つずつ見ていきましょう。
受験校が遠い
首都圏での話になりますが、都内・神奈川受験は2月1日~始まります。
一方で埼玉・千葉では1月から受験が始まるのでここでお試し受験をすることになります。

通常、受験会場に8時半集合がほとんどなので、片道1時間半のところに余裕をもっていこうとすると、6時過ぎには家を出る、なんてこともあります。
1月。まだまだ外が暗い時間帯です。
寒い中早起きして電車を乗り継いでいってまでお試し受験をする必要があるのか?
もし無理してこのタイミングで体調崩すのもいや、、
と悩むところです。
受験料がかかる
もちろん受験料を支払わなくてはいけません。
学校にもよりますが、1校が2万~2万5千円かかります。
2月からの本番受験を考えると、、、受験料だけで10万を超えることも想定されますよね。

さんざん塾代支払って、最後の講習にまたお金を使い、これからの入学金や学費を考えると、少しでも抑えたい!というのが本音です。
でもここで2万けちって、本番でがちがちに緊張して本領発揮できなかったらどうしよぅ。。。
そんなことも頭をよぎります。
どこを受験すべきかがわからない
お試し受験なわけですから、学校を見に行くことも、下見しに行くこともない学校を受けることがほとんどだと思います。
まして校風も偏差値も、学校名を聞いてもピンとこない、なんてこともあると思います。
それでどうやって受験校を決めるのか・・・?
わからないですよね。。
その学校が本命の子の受験結果に与える影響
お試し受験とはいえ、、受験者数が増えるということは倍率も厳しくなってしまうのでは・・
本命校で受けている子はもちろん居ますし、そこにあくまでお試し。受かったとしても遠いから通うことはない、、
そんな子が一緒に受験するというのはどうなの??と思ってしまいます。
本命の子にとっては本番なのに、そこにお試しで受ける子がいるが故に倍率が上がってしまっては申し訳ない、、そんな思いも頭をよぎります。。
1月受験をおすすめしない理由
悶々と受験すべきかどうか、、を悩んだ末に、我が家では1月に2校受験しました。
その結果、やらなくてよかったな。と思うところもあったのでそれをまずはお伝えしておこうと思います。
それは、、子供が受験を終えて戻ってきたときに

と言って帰ってきたこと。

親としてはやはり本番の緊張感の中で実力を発揮する練習になるだろうと送り出しました。
それがこんな調子で帰ってこられると、、、

と心から思いました。
それでも1月受験をしてよかったと思えたこと
それでも、最終的には、やはり1月受験してよかった、と思いました。
その理由をまとめておきますね。
受験会場の雰囲気を知れた
受験会場にはもちろん本命の子がいますから、親と抱き合ってから送り出される子もいました。
また、塾の先生方が花道のように両脇に待っていて、自分の塾の子が通ると、たとえ顔を知らない子・先生同士であっても、同じ塾であれば一人ひとり握手して

と送り出してくれます。
その道を通って試験会場へ向かう子供、背中を見送る親も、


と身が引き締まります。
これが本命校で初めての経験となると、ちょっと物怖じしてしまいそうです(もちろん性格によります)
こうして受験会場に入っていくんだな、というのを知れたのはよかったと思っています。
合否を確認する前の心構えを知れた
たとえ本番ほどの緊張感がなく、

と帰ってきたとしても、現実としてその結果の合格・不合格はしっかりと受け入れる必要があります。
塾によっては、

と話すところもあるそうです。
これまでの偏差値で表現されたテスト結果が、「受かった」「落ちた」でしか表現されません。
この結果をうけてそのあとどう動くか、で残りの2~3週間の成長があるようです。
ただ我が家の場合はそれよりも、合否前の緊張感ある時間の過ごし方の練習になったと思っています。
いくら本命校ではないといえ、初めて目の当たりにする合否結果です。
それを受け入れる準備・待つ時間の過ごし方、それをこの1月受験で経験したことはとても大きかったです。
数回経験しているだけで、2月に入って続く合否結果待ち時間の過ごし方が1月当初よりゆったりとした時間で迎えられました。
ようは「直前に焦っても仕方ないからあとは結果を待つのみ」と悟れたことは大きかったです。
これがドギマギしながら待っていたら、2月に入ってからの長い闘いを精神的にも体力的にも乗り越えられなかったのでは、と思っています。
本命受験の子への影響はなさそう
お試し受験することで本命受験する子にとって倍率が上がってしまい厳しい環境にしてしまうかもしれない、、、というのが気になっていました。
これは塾の先生に聞いた話ですが、それは気にしなくてもよいということでした。
それもそのはず、、、
・定員に対してお試し受験の子がいることを見越した合格者を出していること
・お試し受験を見越して受験結果(点数)を開示する学校があること
・お試し受験による受験料によって収益としている学校があること
を知りました。
良し悪しは置いておいて、お試し受験をする子にとっても、学校にとってもWin-Winな状態になっているということです。
そして一番気にしていた本命受験の子にとっての倍率についても、合格者数をみると、定員数をはるかにオーバーしていて、影響がなさそう、というのもわかりました。

まとめ:本人とよく話合うこと
我が家の場合でいうと、子供は積極的に1月受験をしたい、と言いました。
親としては

と伝えたものの、それでも受けたい、と言われてしまい、仕方なく、、です。
もしこれが親子逆パターンだとまた違う結果があったのかもしれません。
実際受けたものの模試と変わらない、発言はあったものの、もう1校目をうけた時には、

と言って帰ってきました。
子供なりにその場の雰囲気を読み取り、本命校の受験日が近づいていることもあって敏感になっていたのかもしれません。
確かに受験代は高くつきましたし、付き添う親も大変でした・・・
でも子供が受けたい、と言って、最終的にはそこで得た経験値は本命校に生かされたと信じています。
あえて言うなら、「模試と変わらない」と帰ってきた学校だけは受けなくてもよかったかなと。。。w
さらに、親にとっても「会場校で受験が終わるのを待つ」という練習にもなりますよ。
関連記事:中学受験当日、受験中の親の過ごし方
塾や親の一方的な思いだけではなく、受験する本人とよく話あって1月受験をすることを決めていただけたらと思います。
本記事が親子で話し合うときの参考にしていただければうれしいです。